社会や会社を取り巻く環境が変化していく中でも、変わらないものが、私たちの掲げる経営理念です。
私たちはよく「お役立ち業」という言葉を使いますが、「自分さえよければ」という考え方ではなく、
お客様のために周囲の従業員のために何ができるか、どう役立てるか。
それにはまず、相手の立場をよくわかってあげる努力をすることと共有しています。

私たちの社会貢献活動のスタンスは、できることをコツコツ長く続けていこうというものです。
「誰かの役に立てる喜び」「利他の心」を感じる仲間を増やしていくこと。
私たちのビジネスは、普通であれば不要な、今まで処分されていたかもしれないものを生かせる仕事です。

仕事をしていく過程には、さまざまな困難や障害がありますが、
これをどう乗り越えていくかによって結果は違ってきます。
「もうこれでいいや」と思えばその状態を維持するのも難しいものです。
私たちは常に高い目標を持ち、さまざまな障害を乗り越え
「利他の心」を共有できる仲間を増やし、事業を拡大するために前進してまいります。

お客様がお持ちいただく品物は、さまざまです。
私たちがお客様からご成約いただく品物は、貴金属製品やブランド製品だけではありません。

新しい地域にはじめて出店したときに知名度、認知度の低さでなかなか結果がでない場合がほとんどです。
そのような中で、さまざまな外的要因や、店舗の立地の悪さなどを理由に辞めていく社員もいました。

私たちは、ものごとを成し遂げていく元となるものは、持ち合わせた才能や能力ではなく、
熱意や情熱、その人の考え方「人間力」だと共有しています。
お客様とのHKSを繰り返し実践していくことによってご来店の数も増え、
お持ちいただく品物の数も増えていくということを現場で皆が実感しています。

お客様の声に耳を傾け、小さなことでも積み重ねていくことによって、成功へと導かれていく。
お客様から信頼される仕事を成し遂げるには、
どんなに困難な状況であっても燃えるような熱意、情熱をもって
たとえすぐに結果に現れなくとも粘り強く貫くことが大切と考えています。

そうして培われた自信は、自ら燃え上がる人間へと成長し、人に火をつけられる人間へ進化していきます。
モデルになる人、2年後３年後に「あの人みたいになりたい」というリーダーを現場を通して育ててまいります。

「成功に導かれる」といっても、私たちリユース業を営む会社や社員にとって、
何をもって成功とみなすかは難しいです。あえて表現するならば、
理念を共有できる仲間や店舗を増やしていくことだと考えています。
そして私たちは、リユースという仕事を通じてご来店されるお客様と未来永劫お付き合いしたいと考えています。

HKSグループが運営する買取専門東京市場では、
すべての店舗でひと月の再来店の割合が50%を超えています。
しかしながら、そのご支持していただけるお付き合いを続けることは、とても難しいことでもあります。
私たちより高い査定を出すお店もあるかもしれません。転勤で引っ越されるお客様もいらっしゃいます。

お客様の期待するものは何でしょうか。確かに１円でも高い店で売りたいという気持ちがあるのは当然です。
それ以上にお客様が求めているものは、温かみのある行きつけ、あるいは馴染みの店ではないでしょうか。
査定金額に関しては、企業努力で解決できる部分が大半ですが、コミュニケーション能力はお金で買えません。

単純なお客様との「売買」ではなくお客様とのコミュニケーション。
店舗や仲間を増やして、転勤されたお客様にも「近くに店舗ができた」と喜んでもらえるようにまた、
お店に集う人のため、社員のために存在し続けます。